● 唐辛子が目に入ったら!ヒリヒリはいつまで続く?対処の仕方と解消法
こんにちは、安藤梨鈴です。
東京、目黒近郊で、いつも楽しくレッスンさせていただいています。
スタジオアロイのレシピは、タイの王宮料理の考え方がベースにあります。
マイルドで、きつい味が苦手な方にも、喜んでいただいています^^
タイ料理は
発酵調味料 × ハーブ × 野菜
をたっぷり使います!
食べることで、免疫力をアップ、できますよ^^
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今日は、質問をいただいたので、唐辛子が目に入ったときの対処法についてご紹介します^^
私もよくやるのですが(汗)唐辛子を触った手で、目や口周りを触ってしまうと、大惨事になります。
今日は、そんなときの対処法について、ご紹介します。
・唐辛子を使ったときの対処法 ・唐辛子の辛さのヒミツ ・唐辛子が目に入って痛い!そんな時は ・目に入っても平気?失明する?
唐辛子を使ったときの対処法
唐辛子を触って、ついうっかり目を触ってしまう。
ついやってしまうこと、ありますよね。
レッスンでいつも言っているのは、
唐辛子を使ったら、すぐに石鹸で手を洗うように、ということです。
石鹸ではなく、食器用洗剤でも落ちます。
良くないのは、ただ水で洗い流すこと。
水で洗うだけでは、手に唐辛子の辛み成分が残ってしまい、その後に目や口の周りなどの粘膜の薄い部分を触ると、ヒリヒリして痛くなってしまいます。
唐辛子の辛さのヒミツ
唐辛子の辛味の成分は、カプサイシンと言って、これが辛味の成分となります。
ヒリヒリとした痛みの原因になっているのも、このカプサイシンです。
カプサイシンは果肉にも含まれますが、中の種の周りのワタに一番多く含まれています。
ちょっと切るだけなら、大丈夫ですが、特に爪などで、ガリガリと中の種を取ろうとすると、カプサイシンが取れにくくなります。
このカプサイシンというのは、脂溶性。
油には溶けますが、水には溶けません。
水で洗ったら逆に広がってしまいます。
唐辛子が目に入って痛い!そんな時は
では、もしカプサイシンを良く落とさずに目の周りなどを触って痛くなってしまったらどうするか?
一番効果があるのは、水ではなく油でまずふき取ることです。
油は、サラダ油でもオリーブオイルでもごま油でも、油なら何でもOKです。
この方法は、目の周りだけでなく、唐辛子を使った後に手にもしていただくと、石鹸で洗うより更に効果が高いと思います。
その他、カプサイシンを取り除く方法としては、アルコールで分解する、という方法もあります。
牛乳やコーヒーで洗う、などの方法もありますが、目の周りに使える、油が一番かなと思います。
また、当然ですが、予防として、手袋をするなどが効果があります。
いずれにしろ、目の周りなどを触る前に使ったらすぐ石鹸で洗う、という方法である程度は防げると思います。(さらに慎重にしたい場合は油も使う方が効果的です)
ヒリヒリするときの対処法
また、洗ってもまだヒリヒリしている時は、冷やすと痛みが和らぎますので良ければ試してみてください。
いつまでヒリヒリが続くか?ですが、カプサイシンは揮発性(蒸発しやすい)のため、ひどくても半日~翌日になれば治るのが一般的です。
目に入っても平気?失明する??
それでは、実際にカプサイシンが目に入ったときに失明する可能性はあるのか?
結論から言うと失明はまずしません。
護身用の催眠スプレーがありますが、実はこのスプレーの主成分は唐辛子のカプサイシン。
催眠スプレーを浴びると目に激痛が走り、しばらくの間目が開けれなくなります。
粘膜に作用するため、目だけでなく鼻や口にも作用し、咳と鼻水と涙が止まらなくなりますが、スプレーの効果は一時的なもので、翌日かよく翌日には治るそうです。
調理中に、唐辛子を素手で触ったあとに目をさわる程度なら、催眠スプレーを浴びるのと比べると量はまるで違うでしょうから、まず失明の可能性はないといっていいと思います。
唐辛子たっぷりのパッキーマオ
まとめ
・唐辛子を使ったときの対処法
→すぐに石鹸で洗う(油→石鹸の方が効果あり)
・唐辛子の辛さのヒミツ
→辛み成分のカプサイシンが原因。脂溶性
・唐辛子が目に入って痛い!そんな時は
→油で拭きとった後、石鹸で洗う(食器用洗剤でもOK)
・目に入っても平気?失明する?
→失明はまずしない
唐辛子たっぷりの料理は美味しいですが、気をつけて使って、美味しくいただきたいですね。
良ければ参考にしてください^^
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